量物据付に必要な長穴加工作業
長穴加工作業の実施報告 | 社内における精密加工技術
作業概要
作業内容:長穴加工作業
作業場所:自社工場内
作業種別:金属加工・機械加工
こんにちは!富山県富山市に拠点を置き、重量物搬入・据付をはじめとした各種プラント工事を手がける株式会社伸成工業です!
今回は、先日会社にて行った長穴加工作業の様子をご紹介いたします!
長穴加工とは
長穴加工とは、金属材料に細長い楕円形や長方形の穴を開ける加工技術です。重量物の据付工事やプラント工事においては、架台やブラケット、取付金具などの製作時に頻繁に必要となる加工作業です。
長穴は、ボルトの位置調整や、熱膨張による伸縮を吸収するために使用されます。円形の穴と異なり、一定の範囲で位置調整が可能なため、重量物の据付時の微調整や、配管接続時のずれの吸収など、現場で非常に重要な役割を果たします。弊社では、このような加工技術も社内で対応できる体制を整えております。
今回の加工作業について
加工の目的と仕様
今回の長穴加工は、重量物据付用の架台部品の製作に伴うものです。据付現場での調整代を確保するため、ボルト穴を円形ではなく長穴として加工する必要がありました。
図面に基づいて、穴の位置、サイズ、長さを正確に確認し、加工の準備を進めました。長穴の精度は、最終的な据付作業の品質に直結するため、寸法管理を徹底して行います。わずかなズレも許されない重要な加工作業です。
使用機材と加工手順
長穴加工には、いくつかの方法があります。今回の作業では、ボール盤とドリルを使用した段階的な加工方法を採用しました。まず長穴の両端に円形の穴を開け、その後、中間部分を切削工具で繋いでいく手法です。
- 材料の固定とケガキ線の確認
- センターポンチによる下穴位置のマーキング
- ドリルによる両端の円形穴あけ
- 中間部分の切削加工
- バリ取りと仕上げ作業
- 寸法確認と品質チェック
各工程で寸法を確認しながら慎重に作業を進めることで、高精度な長穴加工を実現しました。
精度管理と測定
加工完了後は、ノギスやマイクロメーターを使用して、長穴の寸法を正確に測定します。穴の長さ、幅、位置が図面通りであることを確認し、公差の範囲内に収まっているかをチェックしました。
また、穴の縁に発生するバリを丁寧に除去し、ボルトがスムーズに通るよう仕上げを行います。このような細かな仕上げ作業が、現場での作業効率を大きく左右します。丁寧な加工と仕上げにより、現場でのトラブルを未然に防ぐことができます。
長穴加工の重要性
重量物の据付工事において、長穴は非常に重要な役割を果たします。現場では、図面通りの位置に完璧に設置できないケースも少なくありません。既設の建屋の寸法誤差、基礎のズレ、他の設備との干渉など、様々な要因で微調整が必要となります。
このような場合、円形の穴では位置調整ができませんが、長穴であれば一定範囲内で柔軟に対応できます。長穴の調整代があることで、現場での据付作業がスムーズに進み、無理な力をかけることなく確実な固定が可能になります。
また、温度変化による金属の膨張・収縮を吸収する目的でも長穴が使用されます。特に屋外設備や高温設備では、季節や稼働状態による寸法変化を考慮した設計が必要であり、長穴による逃げ代の確保が不可欠です。
弊社の強み
株式会社伸成工業は、重量物搬入・据付をはじめとした各種プラント工事を手がける重量屋として、平成28年の創業以来、富山県内を中心に多くの実績を積み重ねてまいりました。「成し遂げて伸びる」という社名に込めた初心を忘れず、技術の向上と人材の強化に力を入れております。
長穴加工などの金属加工技術も社内で対応できることで、据付工事に必要な部品を迅速に製作し、現場のニーズに柔軟に対応することが可能です。外注に頼らず自社で完結できる技術力が、お客様への迅速なサービス提供を実現しております。
社内加工体制の充実
弊社では、現場での据付工事だけでなく、必要な部品や治具の製作も社内で行える体制を整えております。ボール盤、グラインダー、溶接機など、基本的な加工機械を保有し、技術者が自ら必要な部品を製作できる環境があります。
このような社内加工体制により、急な部品の追加製作や、現場での仕様変更にも迅速に対応できます。外注を待つ時間がなく、自社で即座に対応できることは、工期短縮とコスト削減に大きく貢献しています。
多能工の育成
重量鳶としての据付技術に加えて、金属加工の技術も習得することで、技術者の対応力が大きく向上します。弊社では、主業務である重量物据付の技術だけでなく、溶接、加工、測量など、関連する様々な技術を学べる環境を提供しております。
今回の長穴加工作業にも、若手技術者が参加し、先輩の指導のもとで実際に作業を体験しました。図面の読み方、工具の使い方、測定方法など、基礎から丁寧に教えることで、着実に技術を身につけています。一つの分野に特化するだけでなく、幅広い技能を持つ多能工を育成することが、弊社の方針です。
現場との連携
社内での加工作業は、現場の据付作業と密接に連携しています。現場から「このような形状の部品が必要」という要望があれば、すぐに社内で製作に取りかかることができます。現場の状況を理解した技術者が加工を行うため、使い勝手の良い部品を製作できることも強みです。
また、加工した部品を実際に使用する現場での経験が、加工技術の向上にもフィードバックされます。「この加工をもっと精密にすれば現場での調整が楽になる」「この部分の面取りをしっかり行えば組立がスムーズになる」など、現場での実践を通じて、加工技術も磨かれていきます。
安全な作業環境
加工作業においても、安全管理は最優先事項です。回転する工具を使用する際は、手袋の着用を避け、巻き込まれ事故を防止します。また、保護メガネの着用により、切削粉や切削油の飛散から目を守ります。
作業エリアは常に整理整頓を心がけ、つまずきや転倒のリスクを排除しています。工具は使用後に決められた場所に戻し、次の作業者がすぐに使える状態を保ちます。このような基本的な安全衛生管理の徹底が、無事故での作業完了につながります。
まとめ
今回ご紹介いたしました長穴加工作業は、弊社の社内加工体制と技術力を示す一例です。重量物の据付工事に必要な部品を自社で製作できることは、迅速な対応と高品質なサービス提供を可能にしています。
株式会社伸成工業では、重量物搬入・据付をはじめ、関連する様々な技術を駆使して、お客様のニーズにお応えしております。据付工事、解体撤去、プラント工事、部品加工など、幅広いご相談を承っておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください!
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました!
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